格差を埋めるのは誰の役割?黄色信号が灯るLGBTのためのリニューアル

ブログ 19年05月23日 12時46分
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遅々としてますが、リニューアルの輪郭がようやくはっきりしました。

いざパソコンの前に向かうと、

「あれ、何やるつもりだっけ?」

ということを日々繰り返し、ようやく輪郭が見えてきたところです。


・今以上にシンプルなデザインになること
・LGBTとひとくくりにせず、レズ、ゲイ・・・と一見して分けていこうかと考え中
・質問、回答、コメントをログインせずともできるように
・やっぱりLGBTの格差を念頭においたつくりにしたい




売れ筋イケメンガチムチゲイコミュニティにはやっぱり参加できない格差


先日(といっても3ヶ月も前)オネミミストはこの春リニューアルしますでは、

「LGBT間の格差を埋める」

と書きました。

「ノンケ社会とLGBT社会の格差」ではなくて、

「ゲイならゲイ、レズならレズ同士の格差」

ということです。

その気持ちは変わっていないのですが、アプローチの考え方が少し変わりました。

あれから、ゲイのサークル的な活動が2つ3つありました。
僕が直接属しているわけではなくて、ご縁があって誘ってもらう側だったのですが、いろいろな「格差」を肌身で感じました。

初めて会う方々ばかりですから、やはり参加する僕がいろいろと気を回すのは当然のことです。
ただ今は僕の努力不足は抜きにして、感じたことを書いてみますよ。


1. 見た目によるジャンル分け
いわゆる、「ガチムチ系」だとか「ガッチリ系」だとか、「ジャニーズ系」だとかいうあれです。
誘ってくれた人は何とも思わなくても、その他大勢が

「あ、こいつちょっと違う・・・」

と察知すると、微妙に目を合わせてくれないという、格差。

他にも僕発のミステイクもあり、結局浮いて終わりでしたよ。トホホです。


2.お金の格差
サークル的な活動ということで、お金も必要になります。
交通費、参加費、打ち上げ費・・・。
一般的な社会人であれば、なんてことない金額なのですが、

「会社勤めできない人間には、ダメージが蓄積する」

とでもいいましょうか。

結局積み重なったダメージが後々効いてきて、フェードアウトしてしまいます。


「顔が悪くても気持ちが優しい」だとかの内面って見えません。
結局人が集う場では、

・見かけ上の協調、表面上の同期

がとれる人たちが残っていくわけです。これに悪いことはない。自然なこと。
団体の大小を問いません。会社や社会という大きな集団でも同じこと。


ただ、やっぱりそれらからパージされる身になって感じたのは

「寂しいな」
「俺の努力不足だよね」
「超えられない壁だよね」
「もう死んでしまおう」
「お腹の肉をひっこめるのはあきらめて、胸筋を鍛えて相対的に痩せたふりしよう」

ってことです。


LGBTが重荷になる人とならない人の差を埋めたい



結局ゲイの中にも二種類いて、

「ゲイであってもいきいきと会社勤めできる人間」

「ゲイであることを隠す嘘に疲れて会社勤めできない人間」

僕は後者です。(キッパリ

そして、サークルなどオフタイムもイキイキとしているゲイやLGBTは、


オンタイム、つまり会社でもイキイキと活躍してるわけです。


そこで、両者に「格差」が生まれるわけですが、今度のリニューアルではそこの溝を埋めるための

・気持ちを出す場
・アイディア
・活動や行動

をもんでいく場にできたらいいなと思い至りました。

例えば「格差社会」っていうワードが出てきたたときに、

「金持ちが出せ」

とか

「強者が弱者のために譲れ」

っていう、ステレオタイプ的というか、プロレタリア的な意見が散見されますよね?
はるか昔から。

正直、僕もそう思いますけどw

「金持ってるならおごれよ」ってww

一方で違和感も感じるわけです。


そこで、今回のリニューアルでは、

LGBT同士の格差をテーブルにのせてみたい。

そして、

「イケメン金持ちグループにいかにしておごらせるか」

という研究は2割くらいにおさえて(笑)

残りは、
「格差の正体」や

「格差を感じる人とそうでない人の違い」

に目を向ける場にできたらなと思っています。


だいぶ風呂敷を広げすぎましたがw


生きづらさを感じる時間を通り越して、

実生活に黄色信号が灯っているLGBTが笑顔で前向きになれる

そういうリニューアルを目指したいと思っています。

どうかご協力ください。

info@onemimist.jp
(たねの)